半年くらい前に、「モノはない」という内容の動画をアップしたのですが、その頃はモノというのは左脳が作った幻想だということをお話ししました。
だから逆に言えば、右脳の世界ではモノがなくて全体性だけが残るというような内容だったと記憶しています。
あの頃は、自我はいないんだということを証明するための一つの方法として、分離したモノという存在はないということを言いたかったんですね。
けれども、モノはない、自我はないと言いながらも、その一方では自我はヌクヌクとしていたのだろうなと思うのです。
その証拠に、今となってはモノはない、つまりあらゆるモノには実体がないということに気づいてしまうと、そこから「自分は生まれたこともない」んだと。
そうなるわけで、この言葉は結構私の自我にはショックなようなのです。笑えますよね、今更そんなことを?と思うのです。
きっとどんな人であっても、あらゆるモノには実体がないと聞いても、そのことを自分の身に置き換えては考えないのです。
それだけ自分というのは特別な存在だと思っているということです。自我が幻想なだけじゃなくて、物質的な身体でさえその実体はないんだと。
自分という存在はいないんだと思うよりも、自分は生まれたこともないんだと思うほうが不思議にインパクトがありますね。
ーーーーーーーーーーーーー
こちらの動画も是非ご視聴ください。