波照間島の思い出

最近ずっと非二元の話ばかりしているので、今日はちょっとした箸休め的な話をしたいと思います。

今の仕事を始める少し前に、波照間島に遊びに行ったことがあるのですが、この島の事ご存知ですか?日本最南端の小さな島です。

自転車で島を一周するのに30分くらいしか、かからないくらい小さいし、宿泊するところも、ちょっとした民宿が数軒しかないような島なのです。

その民宿の古臭い畳の狭い部屋に寝ている時に、明け方ふと目を覚ますと、誰かが外を歩いている足音が聞こえてきたのです。

窓のすぐ傍に寝ていたので、その足音との距離はきっと1メートルくらいしかないように感じていたのです。

なので、ちょっとした恐怖がやってきたのです。そしてじっと耳を澄ましていると、その足音は行ったり来たりして、至近距離で立ち止まったりしてるのです。

絶対にこんな早朝に建物の外をふらつく人などいるはずがないと。これは完全にお化けか、あるいは頭のおかしい人に違いないと。

もしも窓を破るか、すり抜けて部屋に入ってきたらと思うと、本当に怖くなったのです。それでもしばらくして、その足音は消えてなくなったのです。

朝食の時に、実は明け方こんな体験をしたということをみんなに話したところ、民宿のご主人が「ああ、きっとそれはお袋だよ」と。

離れになっている部屋に1人で暮らしていて、普段は滅多に表に出てこないらしいのです。もしかしたら、若干認知症になっていたのかもなと。

結構自分は怖がりで、勇気がないんだなと自覚しましたね。でも、思い切って窓をバーって開けなくて良かったです。

この波照間島に関連した小噺は他にもあるので、また書きたいと思います。

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こちらの動画もぜひご視聴ください。