日々クライアントさんと一緒にやっているセラピーの元となる原理は、因果の法則であることは間違いありません。
クライアントさんが現在抱えているあらゆる問題には、必ずその原因となるものが存在するという立場です。
だから、結果である問題ばかりに注目していても、そこからは何も解決することができないのは当然のことなのです。
人生の初期の頃に遡って、そこで何を経験してきたのかを深掘りすることで、原因を特定することができるわけです。
ところが、一方で非二元では因果というのはありません。なぜなら、時間が単なる概念であるということに気づくからです。
非二元では、リアルなこととリアルではないことが明確に分かれてしまうので、時間も空間もみんな幻想でしかないのです。
だから主体なしに体験することだけがリアルなのです。それ以外のありとあらゆる事柄は全て偽物なのです。
ここがはっきりしてしまうと、もうどうしようもありません。ただし、通常私たちは時間の流れの中で人生物語を生きていると信じています。
つまり因果の法則の中で暮らしているので、普段行っている心理セラピーの方法が的を射ていると言えるのですね。
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