本当にリアルなものだけがただあるということに気づくようにしていると、これまでどれだけリアルではないものが本物であるかのように信じていたか、知ることになります。
それはもう恐ろしいほどの間違いをしているのです。今ここにあるもの以外は決してないのに、それ以外の何かをいつも探しています。
もっとこうなったらいいのになあとか、前回は失敗したから今回はうまくやろうとか、明日はもっと頑張るぞ!とか。
そんなのは全部たわごとなんですね。だって、今あることがただあるだけなので、これ以外は決してやってこないのです。
そうかあ、境界は見つからない、ということは全部が繋がって見えてくるのかな?なんてことも決してありません。
ただ境界などないということを見抜くだけです。見え方が変わることはないのですが、境界がないので「モノ」というものが無くなってしまいます。
だから、見えているものは全て理解不能なんですね。身近にある自分の身体だと思い込んでいたものも、その正体は不明です。
どれほど頑張ったところで、なにも頑張らずにゆったりしていても、起こることがただ起こるだけなんです。
少しだけでも生を受容しようと思うだけで、ちょっと非二元の方によることができるような気がしますね。