現れていることが現れているだけ

全てが「現れ」だということに気づくと、なんだか楽になるような気がするのです。どんな努力も必要ないということが分かるからなのか。

その「現れ」の中には、見えているもの、形、色、音、感情、思い、感覚、イメージなど全てが含まれるのです。

それを避けることも、それに抵抗することも全く不可能なわけです。思考を止めようとしてみたり、今ここにいようと努めてみたり。

そうすることも含めて、ただの現れに過ぎないのですね。だから何をしようと、何をしなかろうと、その全てが単に現れていること。

自分の中で瞑想が特別な意味を持つということもなくなってしまいました。この現れをどのようにもコントロールすることはできないので。

どんな概念も、どんな努力も関係なく、ただこれ以上ないくらいに明確であるもの、それが現れであり、概念も努力もその現れの中にあるのだと。

このことに日頃から気づいてさえいれば、何はなくとも普段のこれが完璧なんだなと感じるのですね。

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