「五感は人間に備わった脳力」という思い込み

生まれてこの方ずっと五感を通してこの世界を体験し続けているというのが我々の一般常識ですよね。

つまり、この五感という感覚は自分が自分の身体を使って起こす能力だと信じているのですが、果たしてそれは本当でしょうか?

たとえば、もっとも頼りにしている視覚。それは視る感覚のことです。あらゆる先入観や常識を一旦脇に置いて、自由な感覚で見てみてください。

コツはただボーッと見るのです。何を見るでもなく、何かを見ようとするのをやめて、ただ見るのです。

その時、果たして自分が見ているのか、あるいはただ視覚が起きているのか。もしも、ただ見えるということが起きているだけなら、それを視覚と呼ぶのもちょっと違和感が出てくるかもしれません。

そうなると、もう呼び名がなくなってしまうのです。それが概念から外れた証拠なんです。それがリアルなものです。

自分という存在とは無関係に、ただ「視覚と呼びたくない」何かが起きているだけ。これに気づくと、肉体の目で見ていないということが一気にわかるかも知れませんね。

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