非二元を説明する時の「一様」という表現は、あらゆる現れ(出来事・思考・感覚・状況)は、本質的に分け隔てのない “同じもの” であるという深い洞察を示す言葉です。
非二元では、私たちが「自分と他者」「主観と客観」「善と悪」「内と外」として経験しているすべての区別や分離感は、思考によって構築されたフィクションであり、本質的には存在しないのです。
例えるなら、波(怒り・悲しみ・歓喜)は違って見えても、それらはすべて海(非二元の「それ」)の一部。だからすべて「一様」ということ。
悟っている人と悟っていない人、神聖と俗、進んでいる人と迷っている人のような比較・評価も、非二元の立場から見ると違いがないし、同じこと。
「目覚め」は、ある状態に到達することではなく、すでにこの “ありのまま” の中にあることの発見であり、よって「すべてはすでに完璧で一様」なのですね。
これは私たちの常識や条件づけられた思考にとっては、時に空虚にも冷淡にも感じられるかもしれません。
なぜなら、「良いことも悪いことも同じ」「人生の目的も意味もない」と聞こえるからです。しかし深く触れていくと…
特別でなければならないとか、何かにならなければならないというプレッシャーから解放されるのです。
そして、今この瞬間の無条件な肯定が起きて、これこそが、本質的な自由だし、静かな安らぎ、無限の平安へと繋がるのですね。
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