自我は変化がお好き

オフの日に半日くらい寝てばかりいて、その後にビールを飲むのと、出かけて暑い思いをして汗をかいて、帰宅して飲むビールとでは味が全く違いますね。

ビールを美味しく飲むために、帰宅するまで極力水分を摂らないようにするというのもやってたことがあったと思います。

間違いなく健康にはよくないですけど。子供の頃、まだ家にエアコンがなくて夏の暑い日には窓を開けて網戸にしておくわけです。

その状態で、畳で横になっているときに、フワッとした何とも心地の良いそよ風が入ってくることがあって、あれはホントに気持ちいいもんですね。

そう言ったちょっとした気持ちよさというのは、きっと変化があるから感じられるものなんだろうなと。

帰宅して玄関を開けた時に、家の中がヒヤッとしてくれるととても気持ちがいいのです。これも変化を喜んでいるのです。

ところが、部屋に入ってずっと一定の温度で涼しい状態であると、確かにありがたいとは思うものの、ああ気持ちいい!とはなりません。

自我はいつも変化を求めているというのが分かりますね。安定志向のはずなのに、じゃあずっと安定していたらいいのかというと、そうでもないということ。

だから自我が強くいる限りは、ブッダの言う中道という理想的な生き方はできないということになりますね。

もしもあなたの人生がジェットコースターのような感じがするのであれば、それはあなたの自我がそれを求めているということです。

もしも穏やかな毎日を望んでいるのでしたら、自我の影響を小さくしてあげる必要があるということですね。

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