ダグラス・ハーディングと非二元

今から14年前にハーディングさんの本と出会って、初めてその実験をしてみた時に、びっくりする体験をしたのですね。

このことはもう何度となくこのブログでもお伝えしているのですが、自分の顔と頭が消えてしまうという体験だったわけです。

自分の身体というのは、こうなっているという一つの明確な自己イメージを誰もが強く持ってしまっているので、実はそれがその実験の邪魔をするのです。

その自己イメージを瞬間でもいいので脇に置くことができさえすれば、誰もが無努力で頭が消える体験ができるのです。

最初の1秒で誰もが真実を見てしまうということが可能なのだと。どんな修練も修行も全くいらないのです。

ただし、人は強い信念と習慣の中で生きているので、それと反することは何度も繰り返してじっくりと熟成していく必要はあるのです。

日頃お伝えしている非二元と最も違うところは、被験者の体感ベースだということ。それ以外にはああだこうだということを主張しないのです。

そこがスマートですよね。モノの実体がないとか、時空もないとか、誰もいないと言ったことは一切言わないのです。

そういうことは人から聞いて理解するようなことではないよと。実験を通して、自分で気づけるはずだからと。

ハーディングさんが非二元のカテゴリーに含まれるかどうかなんて、ホントどうでもいいことだと気づきます。

私自身は、最近まずハーディングさんの実験から入って、明らかに自分は人間としてはいないと分かって、更にコレだけがあるということに気づく流れかもしれません。