スピリチャルなどの言葉で、今にいるとか今に生きるといったことが盛んに言われていますが、そのことを本当に理解し実践することは難しいのです。
というのも、リアルな生というのは一瞬一瞬に変化をしており、私たちは本当にはそれをそのままに気づきとして受け取ってはいるのですが。
その時点では確かに今にいることになるのですが、実際にはここからすぐに逸脱してしまってしまうのです。
その理由は、私たちが生で起こるあらゆることがらを認識するのは、そうした直接の体験の後だからです。
直接の体験と認識とは必ずズレが生じてしまうのです。これがリアルな生と同期が取れていないということ。
認識した時には、もうすでに次の生が起きてしまっているからです。ということは、今起きている生に対して、どんな抵抗もできないということ。
それはすでに起きて終わっていることだからです。逆にいえば、生と同期が取れている状態では、どんな認識もありません。
つまり、無抵抗になるということです。この無抵抗の本性に気づくことがきっと本当の安らぎや自由に気づくことになるのでしょうね。
言葉を変えれば、それこそが生を生きている幻想の「私」から、生そのものだったということに気づくことになるのでしょうね。