生まれつき全盲のある人が、大人になって初めて白内障の手術を受けることになって、目が見えるようになったのです。
これは実際にあった話なのですが、その人は初めて自分の目の前に置いてあるあるものを見ても、それが何なのかは分からなかったのです。
ところが、その目の前にあるものを手で触れた瞬間に、これは◯◯だと分かったのです。これってどういうことか理解できますか?
つまりその人は長いこと、モノに触れることで、それが何なのかを知るという経験を繰り返して生きてきたわけです。
私たちが何かを認識する場合、長い間の経験によって蓄えられたデータベースと今この瞬間に知覚から入ってきた情報の両方の突き合わせが必要だったということ。
触覚では経験していたものが、視覚ではそれがなかったために、見えてはいるのに何を見ているかが分からなかったわけです。
視覚というのは、単に色、形、大きさ、光の具合、そう言ったものの情報だけを受け取るということです。
繰り返しますが、視覚情報だけではそれがなんなのかという認識はできないということです。このことを理解できれば、次のことも分かるはずです。
何かというと、視覚情報だけでは見えているモノに実体があるかどうかは分からないということです。
なぜなら、色、形、大きさ、光の具合などは単なる見た目の情報だけだからです。これで分かったと思いますが。
何かを見た(視覚)だけでは、その対象物の実体があるかどうかは分からないということ。ここに気づくことができると、非二元の方に入っていくときの抵抗が少なくなると思いますね。
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