クライアントさんとのセッションでこれまでのお話を聞くにつけ、思考が作り出した物語とは言え、人生があまりにもムゴイなと、過酷すぎるだろうと思ってしまうことがあります。
どうやったらそんな凄惨な物語の中で、子供時代を生き抜いて来れたのか想像ができないと感じてしまうからです。
それでも、どうにかやりくりしてこれまで必死になって生き延びて来たことに驚嘆と畏敬の念さえ感じずにはいられません。
自分を守ろうとする自己防衛が限度を超えてしまうと、生き延びることができたとしても、今度は自己犠牲が激しくなって自らを苦しめてしまうのです。
そうして、大人になってもその生き方を変えることが至難の業になってしまうのですね。それは幼い頃の過酷な状態を心の中にずっと持ち続けているからです。
つまりは、大人になった本人が、現実を幼いときと同じ目線でしか見ることができないのです。だから、どうしても悲惨さが繰り返されるのです。
こうした壮絶な人生を生きてこられた人が癒しを通して、新たな生き方を身につけることができたなら、きっとそこに留まるだけでなく、場合によっては一気に本当の現実に目覚めるかもしれません。
つまり、非二元に目覚めてしまうということもあり得るなあと思うのですね。
ーーーーーーーーーーーーー
こちらの動画も是非ご視聴ください。