内側も外側もない

常識的な感覚として、私たちは自分の肉体の外側にはこの広大な世界が広がっていると信じています。

また一方では、肉体の内側こそが自分自身であり、そこにあらゆる感覚や思考、感情その他の心の状態などがあると思っています。

つまり、外側で起きた事象に対して内側で反応をするということを毎日繰り返していると感じているわけです。

けれども、それが違っていたと気づく時がやってくるかもしれません。というのも、非二元の気づきによって、内側も外側もなかったと分かったからです。

自分の思考、感情、感覚、気持ち、気分などが身体の内側にあるという妄想から抜け出る時がやってくるのです。

あるがままをそのように見ると、ここにはどんな境界も見つからないことに気づいてしまうのです。

肉体の表面が境界となって内と外を作っているという馬鹿げた考えに、囚われにくくなっていくのです。

全てが一つになってしまって、これはここに、あれはあそこに、ということが言えなくなってしまうのですね。

その一様さの中に、自分という個人がいるということの方が異常な感じがしてくるのです。私たちは、身体の内側にも外側にもいないのですから。

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