二元性の世界を作り出している根っこにある幻想は、客観的事実が存在するという思い込みです。
この思い込みは非常に強くて、一体いつからこんな妄想を信じて疑うことをしなくなったのか、不思議です。
本当はただ現象が起きているだけであって、それが何かはまったく説明することもできないし、理解することもできません。
ただ一つ分かるのは、現象は気づきなしでは起きないということです。常に気づきとともに現れては消えていくのです。
つまりは気づきありきなのです。それなのに、気づきの外側があるという妄想をしてしまうのですね。
それこそが客観的事実なのです。気づきがカバーしきれない未知の存在、それが客観的事実というわけです。
それは不可能だと気付けます。不可能を可能にできるのは、それが妄想だからに他なりません。
気づきが身体の内側にあるという途方もない妄想が、そうした幻想の連鎖を生んだということでしょうね。
注意深く妄想を排除していくことができれば、全ては純粋な気づきであり、それ以外は何もないということにも気づくことになります。

