ここ数年ずっと感じていることなのですが、風呂上りに髪を乾かすときに鏡を見るのですが、その時に自分の顔って、こんなだったっけ?と不思議な感じになるのです。
というのも、自分の外見をほとんど気にせずに毎日やってきて、内面は少しも変わってないのに、鏡に映った自分の顔形があまりにも年齢とともに変わって来てしまったからです。
まともに鏡を見るのは、一日に一回だけなので、しかも髪を乾かすのが目的なので、それほどじっくりとは自分を見ているわけではないのです。
それで、ふと気が付くと、自分の外側と内側が大きく隔たってしまったことに驚くのです。肉体は自動的に老いていくのですが、内側はどうすればいいのでしょうか?
私のマインドは老いるということを、なぜか知らないようなのです。自分でもはっきりと自覚しているのですが、実年齢とは程遠いマインドの状態なのです。
他の人たちは一体どのようにして、マインドの老いというものを進めて行くのか?是非誰かに聞いてみたいと思ってしまいます。
もしかしたら、誰もが私と同じように感じているのかもしれません。誰も自分が年相応にマインドの老いを感じてなどいないのかも…。
そう考えると、何となく面白くなってきました。この世界には、内面まで老いた人はいないのかもしれない。じゃあ、せいぜい死ぬまで無邪気なままでやってやろうっと!!
自分のマインド年齢、平均するときっと17歳ってとこかな。
女性として生を受け、肉体年齢は喜寿を迎えようとしています。でもマインド年齢はまだ青春!自分でも信じられない恋をしてしまいました。ありのままでいるとこういうことが起こるのか?と驚いているのです。なんの打算もなく純粋に好きになるこの気持ちは、まさに青空に漂う雲の如く清々しいのです。そういえば意識は青空、思考は雲のようなものでしたね。鏡を見ると紛れもないおばあちゃん真っ只中ですが、年甲斐もなくという枠を外したら、青春の輝きが訪れたのです。お相手はどんな男性かって?それは秘密です。
このお話をお聞きして、マインドの年齢というのはマインド自体が決めるものだとはっきり分かりますね。鏡に映った自分の顔というのは、現象界の顔なのです。真実の顔はというと……。この問いに対する答えは、禅の中にもありますよ。