マインドをコントロールしようとしない

誰でも、必死になって寝ようとすればするほど、寝付けなくなるということを経験上知っていますね。一生懸命リラックスしようとすれば、決してリラックスできないのと同じです。

マインドを直接的にコントロールしようとすれば、その反対がやってくるということです。瞑想とは、思考を止めることだと知って、頑張って思考を止めようとするのです。

結果は明らかですね。止めようとコントロールすれば、思考は決して止まりません。止まるどころか、その勢いを増して、あなたを翻弄することになるはずです。

怒ってはいけない、いつも穏やかでいなければならない、そうマインドに命令すれば、必ずや怒りがやってきて、願いとは反対の状態になってしまうのです。

本当かなあ?と思う人に今からある実験をします。よく聞いて下さいね。

「空飛ぶピンクの象」 ………のことをイメージしないで下さい、と言われたらどうでしょう?勿論そんな象は実在しないのですが、それでもイメージするなと言われれば、少なくとも何等かのイメージが湧いてきてしまうはず。

マインドをコントロールしようとすれば、必ず反逆に遭うのです。だから、賢い人は決して自分のマインドをコントロールしないようにしているはずです。

マインドを手なずける最も有効な方法は、コントロールする代わりに見ることなのです。マインドと闘わずにただ見ることで、マインドは力を失っていくのです。

マインドはただ見られることが一番苦手なのです。徹底的に見ることを続けていれば、マインドはいずれは小さくなって取るに足りないモノへと変わり果てるでしょう。

その時、あなたは自分はマインドではなかったということに気づくことになるはずです。

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