自己表現がカギ

自己表現が苦手というクライアントさんがとても多いのです。この傾向は仕事を始めた20年前から少しも変わっていません。

というよりも、自己表現がうまく出来ないことが原因となって、病んでしまうことが多いということですね。

黙っていることもイエスマンであることも、表面上は特に問題にはならないので、本人は殊更変えようとも思っていない場合が多いのかもしれません。

けれども、自己表現をせずに長く暮らしていれば、必ず自己犠牲が溜まってきて心を病んでしまうのです。このことをしっかりと理解することです。

独りでいる分には構わないのですが、人間は集団で生きるように出来ているので、自己表現に問題があると、対等な関係を築くことが難しくなってしまうのです。

口数が少ないとか、物静かということは何の問題もないのですが、「ノー」が言えないことが大問題なのです。

自己表現を抑える理由はたった一つ、自己防衛のためなのです。嫌われたくない、否定されたくない、見捨てられたくないなど、他人の気持ちを気にし過ぎが原因なのです。

自分ではどうしようもないと理解することも大切です。その場合は、勇気を持ってセラピストの助けを借りることを考えてみることをお勧めします。 

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