偽物の「自己肯定感」を見抜く

「自己肯定感」という言葉がありますが、文字通り自分自身のことをどのくらい肯定的に捉えることができるかということです。

自己肯定感が100点満点だとするなら、自分は80点くらいとか、自分は60点くらいかななどのように、人によって違うわけですね。

あるいは、一人の人の自己肯定感が低くなったり高くなったりするということもあるのかもしれません。

人生がすごく順調で、前向きな気持ちで生きている時には自己肯定感が高くなり、反対に病気をしたり、何かの失敗などをしてそれが下がってしまうということがあるのだと。

そしてできる限りは自己肯定感を高い状態で保ちたいのだろうなと。けれども、私の感覚では本物の自己肯定感は揺るがないのではないかなと。

ちょっとした嬉しいことや悲しいことなどに連動して、自己肯定感が上下するようであれば、その自己肯定感は偽物だということです。

それは勝手に本人が作り上げているまがいものの自己肯定感なのです。そして、そのような自己肯定感を生み出す原因は、本物の自己肯定感が低いからなのです。

何かの能力が上がったら、人から必要とされたら、どんどん望みが叶う人生になったら、自己肯定感が高くなるだろうと思っているなら、それは間違いです。

その反対に、どんな自分であれ自分にOKが出せるようになるなら、その時点で自己肯定感が高いとか低いといったようなことを考えなくなるはずです。

瑣末なことにとらわれることなく、自分という存在を丸ごと認めることができれば、自己肯定感という言葉に興味すら持たなくなるはずですね。

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