期待とは毒

私たち自我の人生というのは、「一瞬の喜びや快楽」と、その一方で「継続する欲求不満」とで構成されています。そのことにまず気づくことです。

あれこれと期待するので、それが叶った時にはその期待に見合った喜びや快感がやって来てくれるわけです。

けれども、それも束の間、あっという間にまた次のターゲットがやってきます。なぜなら、そういった満足というのは一過性のものだからです。

おっと危ない、喜びや快楽は一瞬だということに気付かれてはまずいとばかりに、すぐに次なる期待へと視点をずらすのです。

そのくせ、期待通りにいかない時にはその間ずっと不満の状態が継続するのですが、それでも諦めることができないのです。

自我は執着を使うわけです。執着によって、ターゲットに固着して、その不満を何とかして紛らそうとするのです。

こんなことを、一体どれくらい続けていけばいいのでしょうか?これは私自身にも言っている言葉であることは勿論です。

他人の自我を見ていれば、その期待を手放せば楽になるのになあと簡単に分かるのですが、自分の場合は難しいです。

そうして、自我のやり口に乗せられて人生を終えてしまうのは何とも勿体無い。osho が言うように、期待は毒だとはっきり気づくことなんでしょうね。

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