長く生きていれば、大なり小なり何らかの被害を被ることは、誰にでもやってくるものですね。これは、避けられません。
場合によっては人生の初期の頃から、家庭内で多大な被害に遭ってしまう場合だっていくらでもあるのです。そこから逃れる手立てはほとんどないでしょう。
被害になど遭いたくないというのは正直な気持ちですが、その一方で被害者の立場であることのメリットというのも実はあるのです。
それを握りしめて生きているのが被害者意識の強い人ということです。ではいったいそのメリットとはどんなものなのか?
それは加害者を憎んで、いつか仕返しをしてやるぞ!という思い、言葉を変えれば野望を抱えて生きることができるということ。
被害者である私は一つも悪くないというのも非常に大きな魅力なのです。誰にも否定されずに済むわけですから。
自我はそういうものが大好きなのです。本人はそんな自覚はないままに、それを心の糧にして、生きていけるのです。
幼い頃に被害者としての経験を繰り返してしまうと、その子の自我はそれをネタにしたコンフォートゾーンを作ってしまうのです。
それはおいそれと壊すことができないくらいに硬く強いものになるため、大人になってもその被害者のコンフォートゾーンから出てくることが難しくなるのです。
被害者としての自覚がある限り、加害者とのエネルギーの繋がりが一方的にであれ続いてしまうのです。
癒しを進めて、幼い頃の心の傷を癒して、大人の自覚としては被害者という立場から脱出するという決意をすることが必要ですね。
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