勇気を持って立ち向かう

二十数年前に、催眠療法のクラスを受講していた時に、講師の方が「癒しにとって一番大切なのは勇気です」って言っていたのです。

あの当時は、へえと思ってただ聴いていただけだったのですが、確かに勇気は必要だなということを切実に感じるようになりました。

逆い言えば、勇気を使わないように生きてきた人にとっては、残念ながら癒しが遅々として進まないことになる可能性が大なのです。

幼い頃に、親からコントロールされ、無抵抗でいるように洗脳されてしまうと、勇気を使うという選択肢が消えてしまうのです。

そうなると、我慢することには人一倍長けてしまい、それが自己犠牲を蓄積することになって、人生を破壊することになるのです。

幼い頃の洗脳というのは、そんじょそこらの極悪宗教の教祖様よりもタチが悪いのです。人に親切にしてみたり、動物の世話をしたり。

そうしたことはいい人、優しい人という括りに入るかも知れませんが、勇気を使わずともそういう人にはなれるのです。

勇気を持って立ち向かうという選択肢があることにどうしたら気づくことができるのか?それには、大人の自分が成長する以外にありません。

あなたはこれまでの人生の中で、「勇気を持って立ち向かう」ということをどれほど自らに体験させてきたでしょうか?

あるいは、今日1日の中で、勇気を持って行動したと思える瞬間があったのかどうか、見返してみることも必要かも知れませんね。