滑稽過ぎて笑うしかない

ある本を読んでいたのですが、途中で何やら可笑しくなってきて最初のうちは我慢していたのですが、とうとう笑い出してしまったのです。

理性の自分は別に何も可笑しいことなどないのにな、と思っているのですが、どうにもこうにも笑いが込み上げてくるのです。

どんな内容の本かというと、これまでの自分の生き方、考え方、積み重ねてきたもの等々を根こそぎ否定された感じがしたのです。

もう全く取り憑く島がないといった感じなのです。何か自分なりの言い返しを試みようとしても、それも含めて全部否定されるのがわかるのでできなくなってしまうのです。

手も足も出ないとはこのことかなと。人の心って、あまりに全敗してしまうと、悔しいとか悲しいとか、惨めとか何もなくなるのですね。

そしてただ可笑しくて仕方なくなってしまうのです。あまり経験したことのないことだったので、ちょっと書いてみたくなりました。

で、まだ途中のこの本ですが、当然最後まで読むつもり満々です。なんでなのかというと、一切の言い訳ができないことが、清々しいのでしょうね。

それだけではなくて、今までの人生がいい意味で馬鹿馬鹿しく感じられて、滑稽に思えてきて不思議と気分爽快なのです。