視点がなかった頃に戻りたい

自分が一人の人間(自我)であると思い込んでいる限り、そこには必ずや視点というものが付きまとうことになるのです。

ここから見ているという視点。いつも自分がどこにいるのかを無意識であれチェックしているので、そこに視点もあることになるのです。

それが鬱陶しくて、目を閉じたとしても、なかなか自分の居場所(視点)がなくなるということはないのです。

自分がいると思うから自動的に視点が生まれ、今度は視点があると感じてしまうので、そこに自分がいるというループが生じているのです。

このループをどこかで断ち切ってしまいたいのですが、ありえないほどの強固なループになってしまっているようで。

自分の存在も視点も単なる思い込み、イメージ、妄想なんだろうことは分かるのですが、分かったところでどうすることもできない。

最もやってはいけないことは、視点がなくなったらどんな感じなのだろうと、また新しい妄想を作り出そうとしてしまうこと。

これは、どんな努力も無駄というか、しない方がいいのかもしれません。赤ちゃんや動物の世界には視点がないでしょうからね。

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