先日の夜にふと気づいた直後に書いた言葉です。
『あるものだけがあるって
それは何も表してはいなかった
ただそうしてあるだけ
どんな意味もないし
そう言う世界が広がっていると言うのが妄想』
周りに見えているもの、この世界は自分が思っているようなものではなかったということの気づきなんですね。
勝手に、想定してしまっているこの世界が広がっているという妄想を抱いていただけだと気づいてしまったのです。
だから、実は見えているものには何の意味もないし、何かを表現しているということでもなかったのです。
言ってみれば赤ちゃんが周りを見ている時の状態と同じなのかなと。赤ちゃんの目の前にリンゴがあれば、それに気づきます。
そして、触ろうとするし、舐めようとしたりするのですが、でもそこまでです。一方、リンゴのことを知っている我々は美味しそうとか、色々想像するのです。
私のその時の気づきとは、この二つの反応を分けることができたのです。そして、その想像には、リンゴという実在がそこにあると思い込んでいることが同時に含まれていることにも気づけたのです。
リンゴというものはないのです。あるのは、そこにリンゴがあるという感じ、感触だけ。実体はないのですね。