ミラーニューロンの大切さ

AIに人間のような心を持たせようとして、研究をしている人がいるのですが、彼の動画が面白いので時々観るのです。

その中で、ミラーニューロンというものが脳の中にあるということを知りました。ミラーですから鏡という意味です。

鏡のように作用するニューロンということですが、具体的には目の前にいる人が悲しそうに感じられたら、自分も悲しくなると言ったことです。

人間が誰しも持っている共感する能力とか、相手の立場に立って考えて上げられるというのは、このミラーニューロンの働きによるものかもしれません。

A I にもそういった人間っぽさを実装しようとしたら、ミラーニューロンのような働きをする機能を組み込む必要があるということです。

私の勝手な想像でしかないのですが、赤ちゃんが発達過程でどのようにして自我を生み出すことができるのかも、このミラーニューロンのおかげなのかもと思っています。

つまり、自我を持った両親などに囲まれて生活して行くうちに、ミラーニューロンを用いて親のマネをするのだろうなと。

真似ているうちに、親の自我のようなものが少しずつ芽生えて来るのではないかと。あるいは言語の習得なども同じなのかもしれません。

親の言葉をモノマネしているうちに、自然と会話ができるようになるわけですから。そう考えると、モノマネ芸人の人たちというのは、一般人よりもミラーニューロンをうまく活用できるのかもしれませんね。

ミラーニューロンの発達がよくないと、サイコパスや自閉症のような状態になりやすいということも言えるかもしれません。

一方で、ミラーニューロンの反応が大きすぎると、人の気持ちに大きく影響されてしまい、人を優先させる生き方をするようになってしまう可能性もあります。

人との関わりにおいては、このミラーニューロンの働きをちょうど程よい状態に保っておく必要があるということですね。

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