存在するでも存在しないでもない

私たちが知っている世界というのは、モノの世界だと言ってもいいのかもしれません。そして、モノは存在するか存在しないかのどちらかですよね。

ただし、極小のミクロの世界ではその中間のような状態があるのです。たとえば、原子について見てみると。

原子というのは、中心に原子核があって、その周囲に電子が回っていると。その姿を学校で習ったと思います。

実際には、電子というのは雲のようにモヤっとしていて、ある確率で存在すると表現されるのです。

ある確率で存在すると言われても、ちょっと直感的には分かりづらいですが、素粒子の世界はそんなものだと。

いずれにしても、存在するか存在しないかであることには変わりありません。今日はここからが本題です。

存在するでも存在しないでもないというのを想像できるでしょうか?きっとできませんよね。確率がどうであれ、存在するか存在しないかのどちらかである方が分かりやすい。

けれども、大胆に言ってしまうと現実の本質というのは、存在というカテゴリーには属さないのではないかと。

だから「これ」しかないと言った変な表現になってしまうのかもしれないと思ったのです。決して頭で理解しようとしないことですね。

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