「想定」を見抜く

今日も今日とて、自分がどのくらい「想定」によって周囲を見ているのかを考えているのですが、まあびっくりします。

何から何まで想定しまくりだということに気づくのです。自分がここにいて、向こう側にある建物を見ているとします。

自分と建物の間には空間があると想定しているし、両者の間には距離があると想定しているのです。

あの建物には実体があると想定しているし、最大の想定は自分はこうしてここにいるという想定かもしれません。

自分には肉眼があると想定していて、その肉眼で建物を見ていると想定しているんです。え、全部事実じゃないか!と言いたいのは分かります。

けれども、事実であるならそれを証明できるのかを検証してみることです。単に知らないということに気づくかもしれません。

確実なのはただ一つだけ、自分がここにいて、向こう側にある建物を見ている「感じ」だけがあるということ。

建物のように見えているのは、単に建物のように見えているだけなのですね。ものすごくシンプルなんですよね。