自由意志はあるか?の話しを再び

これまでも自分の中で、当たり前のように人間には自由意志はある、と思われていることが本当なのかどうかを見つめてきた経緯がありました。

リベット博士の実験によって、自由意志はないという答えが出たり、いやいやその実験には決定的な問題があるんだと。

人間は外界を認識する場合に、脳の中に仮想的な世界を構築するということを考慮すると、上記の実験結果は役に立たないんだと。

そんなようなことで、自由意志があるかどうかはいつまでも議論の対象であるんだろうなと思っていたのです。

ただし、個人的な感覚はこうしたこととはまた別。私自身の感覚においては、自由意志があるとは到底思えないというのが本音としてあったのですね。

なぜなら、自分がどちらかを選択するというときに、どうやって選択したのかを自分に問い合わせても、答えがないからですね。

だから誰が何と言おうと、自分では自由意志がないというのが一貫した感覚ではあったのです。そしてとうとう決定的な事実が。

つまり、非二元の気づきがやってきたら、もうおしまいなのです。誰もいないのですから、自由意志があるかどうかの議論に完全なる終止符が打たれてしまいましたね。

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