自己同一性障害とか、解離性同一症などと呼ばれている、いわゆる多重人格という症状を聞いたことがあると思います。
たまたま、動画のおすすめに上がってきたのを観ていたら、そういう症状をお持ちの方のチャンネルだったのです。
そして、ご本人の中にいる別の人格の人たちが順番に入れ替わって、それぞれが自己紹介するという非常にレアなものでした。
そんなふうに意識的に人格を入れ替えて、主人格として自分の名前や年齢、趣味などを発表していくわけです。
ちょっとびっくりしましたね。ご本人は20代の女性なのですが、男性が現れるとちょっとぶっきらぼうな仕草になったりするのです。
幼い女の子が現れた時には、自分の背が高過ぎるのでしゃがむとちょうどいいということを言っていましたし、実際に言葉遣いが幼くなるのです。
他にも、自分の年齢をいうときに、元々の主人格の人が何歳の頃に生まれた(発生した)みたいな言い方をする人もいました。
表面に出てない時には、寝ていることもあるし、裏側で普通に意識があるという場合もあるようで、不思議な感じですね。
こうしてみると、人格というのがいかに作り物でしかないのかということが分かります。それが自我の実態なんですね。