「惨めさ」と向き合うことの難しさ

心の癒しにおいて中心となるのは、なんと言っても過去に溜め込んできた感情を解放するということです。

特に癒しの初期の段階では、感情と向き合うことがとても大切なことなのです。もちろんその程度は人それぞれですが。

時として、感情のロックが強過ぎて感情と向き合うことが難しい場合には、生き方や考え方を見直すなどのセッションを繰り返すこともあります。

怒りや悲しみなどの感情が出づらい理由の一つとして、その背後には二度と思い出したくない思いがある可能性があげられます。

例えば、幼い頃にどうしようもない状況の中で、死を覚悟せざるを得ないようなことがあると、当然のことそこに光を当てることは難しくなるのです。

感情を味わおうとすれば、そうした思いを芋蔓式に思い出してしまうことになるため、絶対にその感情の蓋を開けようとはしないのです。

死にたい衝動を起こす原動力は、シンプルに表現すれば「惨めさ」です。自分が惨めだという思いが強ければ、生きていくのが難しいと感じても不思議ではありません。

そうしたことも考慮しつつ、焦らず個人個人の状況に応じてじっくりと癒しを進めていくことがとても大切なのですね。

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