やっぱり世界はない

「非二元の世界」では…、のような表現を使ってしまうことがあるのですが、実は非二元には世界というものがありません。

私たちは、この二元の世界で生きているのでまず大前提としてこの世界があって、そこで様々な物語が進行していると考えているのです。

自分という存在も、世界という大きな舞台の中で生存している一つの存在であるという認識があるわけです。

けれども、非二元というのはこの世界というものがないのです。なぜなら、この世界というのはイメージだからです。

え、そんなことはない。この世界は妄想なんかではなくて、実際に存在するものだろうと。ところがです。

それこそがイメージなんですね。リアルではないのです。ここを見抜くことができるかどうかですね。

そして、この世界、この宇宙には原因と結果があって、つまりは必ずなんらかの始まりがあって、今があるという考えがあるのです。

物理学的には、ビッグバンによってこの宇宙が始まったとするわけですが、こうしたことが全てイメージなんですね。

原因があってその結果が起きるというのは、二元の世界の法則なんです。非二元では、どんな因果もなければ何があろうと、そこにはどんな説明もできないのです。

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