今ある通りのこれよりもマシなものを探し出すことができる、これが我々の頭の中にずっとある悪魔の言葉なんですね。
悪魔なんて言ったら可愛そうですね、自我の声です。自我が自分を焚き付け続ける言葉なのですが、これが苦しみの大元。
ところが不思議なことに、誰も全くもってそうとは思っていないのです。だから、ずっと死ぬまでこの考え通りに生きることになるのです。
この考えがどれほど馬鹿馬鹿しいことかということを見抜くことができれば、生きる感覚が大きく変化するはずです。
というのも、こんな不可能にチャレンジしているとは、まあ毎日がもったいないと。それが分かって前のめりの人生を辞めることになるからです。
そして、心の底から緊張や抵抗が消えて、穏やかで平安な世界の方へと入ることができるのだと思います。
なにが起ころうと、どうしようもないのだと。何か打つ手があるという浅はかな考えから降りること。
完全に降参して、生の全てを甘んじて受け入れる。最後に目指すとしたら、これなのかもしれませんね。
ーーーーーーーーーーーーー
こちらも動画も是非ご視聴ください。