昔「紙芝居」というのがあったというのをご存知でしょうか?実は、私自身かなり子供の頃ですが、家の近くに紙芝居のおじさんがたまに来てくれてたのを覚えています。
近所の友達と一緒に、おじさんの巧みな声色を使った語り口を聴いていたのですね。おじさんの肉声を聴くのが楽しいというのか。
紙芝居というのは、一枚一枚がただの静止画な訳ですから、今のアニメと比べたらどれだけ原始的かということですね。
それでも、かなりのリアリティを感じながらもその物語の中に入り込むことができていたのだろうなと。
あの紙芝居の一枚の絵を大きくして、自分の周りにグルッと見えるようにはめ込んだのが、今私が見ている部屋の様子だと。
そんな風に見えるんですよね。というのも、部屋の中の景色で動いているものが何もないので、本当に2次元の絵だなと。
自分の周りにという表現をしたのですが、実はその絵だけがあるように見えているだけで、それを見ている自分はいない。
それに3次元の空間もここには見当たらないんですよね。その絵の中に自分の身体と思しきものも含まれているのがミソですね。
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