最近は非二元のことを多く発信しているのですが、二元と非二元をもっと平易な言葉でシンプルに対比できないかと考えてみました。
それで思いついたのですが、一般的な我々の世界観である二元性の世界というのは、モノがあるからそれを認識できると考えるのです。
つまり、モノありきで考えるのです。そんなの当たり前だろ!と思うかもしれないですが、それがそうでもないのです。
非二元では、何よりもまずは認識が先であると考えるのです。人から聞いた知識を使わずに注意深くみると、こちらの方が道理に適っていることに気づきます。
まずは認識が起きるのですが、ここはどんな先入観も使わずにいられるのです。だから、認識はリアルなのですね。
そのあとは、認識する主体と認識される客体があると想像するわけです。そしてそれを想像していることを忘れてしまうのです。
そして、あくまでも主体と客体がまずあって、その後に認識が起こるという具合にすり替えて考えるようになってしまったのです。
一度このように自分を騙してしまえば、これは気付かぬうちに強力な信念となって、疑うことがなくなるのです。
だから、認識だけがあるという非二元のことを言われれば、瞬間的に拒絶反応が起こってしまうというわけです。
どうでしょう?これが、非二元を考察するためのヒントになったらいいなと思います。