自分の生き方を変えようと思ったところで、私たちはそう簡単には変えることができないのです。それはなぜなのか?
簡単に言ってしまえば、生き方を規定しているのは過去に作った信念だからです。信念というのは、ある種命懸けで作ったものです。
たとえば、お父さんに対して口答えをすると物凄く痛い目に遭うことになると。だから、自分を守るためには絶対的に黙っていなければならないと。
このように、自分を守るために作ったルールがある場合には、自分の命がかかっていると感じるので、簡単にはそのルールを取り除くことはできないのです。
そして、成長してさまざまな人との繋がりの中で、お父さんとタイプの似た人に対しては、あの時作ったルールを充当することになるのです。
本当は、お父さんではないのでそんなルールは無用なのですが、そのルールを作った時の幼い自分が大人を乗っ取るわけです。
そのエネルギーは、幼い頃に溜め込んだ恐怖や怒りのエネルギーなのですね。現在の大人の自分にとっては過剰防衛になってしまうことも気づかずに。
そうやって、幼い頃の生き方を変えることなく大人になってもずっと続けていくわけです。それは、苦しみになりますね。
こうしたことを、大人の自分が客観的に気づく必要がどうしてもあるのです。その意味でも、大人の自分を成長させることがとても必要になってくるのですね。
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