昨日のブログでは、身体にまつわる三種類の感覚について書きました。私たちは身体がプライベートなものだと思い込んでいます。
したがって、身体の痛みや痒み、あるいは様々な不快感の全てがプライベートなものだと感じてしまうのです。
もしもそれが、プライベートなものではなく、そうした全ての感覚は単なる現れとして起きているだけだと見抜くことができたら、かなり違ってくるのではないかと思っています。
元々独立して存在する物体、物質というものは経験できないということが分かっているので、それはこの身体に対しても同じことが言えるのです。
その一方で、身体は特別なものだと感じてしまうのは、上記したあらゆる感覚を身体が持っていると勘違いしてしまっているからなのですね。
私たちが日頃感じているあらゆる不快感、痛み、痒み、そう言ったものがこの身体とは無縁だったと気づくなら、どれほど解放されるでしょうか?
そして実際、慎重に検証していくことで、自分の身体、自分の身体の痛み、もっと言えば自分の不快感というのもないと気づくのです。
こうしたことが本当に浸透するなら、個別の快不快が消えてしまうので、個人的な苦しみの全てからも解放されることになるはずですね。
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