昨日のブログでは、経験だけがある、体験だけがある、という話をしました。それがそのまま非二元へ繋がるのだと。
これをそのままに分かる人もいるかもしれないし、納得できないという人もいていいと思うのですが、納得できない場合について解説したいなと。
一般的な私たちの想定というのは、自分という個人がなんらかの経験をし続けていることは了解できるのです。
けれども、一方では自分の経験が及ばない世界がいくらでもあると考えているのです。自分の他に80億人の人々がいて、それぞれが別の体験をしているのだと。
あるいは、自分は夜眠っている間に、太陽は地球の裏側を照らしていると。それは自分の体験外で起きている事実じゃないかと。
こうした発想は、ごく普通のものですが、それがこの広い世界の中で小さな自分が生活しているというイメージからやってくるものなのです。
これが単なる思考による思い込みであるとは思えないということなんですね。でもやはりこれは事実ではなく、イメージでしかないのです。
自分がこの広い世界の中で暮らしているという根深いイメージを脇に置いて、ただ体験だけに注意を向けることができるかどうかです。
それができれば、全ては体験だけだったということに気づけるはずですね。そこからは、非二元が間近で待ち構えていますよ。

