皆さんは、「般若心経」ってご存知ですか?作者は不明だし、いつ頃のものかも曖昧なままで本当のところは分かってないらしいですね。
けれども、その中にある一節「色即是空」という言葉は聞いたことがある人もいると思います。
これは、万物はこれ全て空(くう)であるという意味です。つまり、この世の一切合切には実体がないということです。
私がいつも言っている非二元の話と同じなんですね。この空(くう)というのは、無ということであって、何もないということ。
それを聞くと、なんだか空虚な感じがしてきませんか?でも実は、その感覚というのは空間があるというのが前提なんです。
空間が無限に広がっているのに、中身が空っぽだと言われた気がするので空虚とか虚無を感じてしまうわけです。
けれども、全てが空(くう)というのは、空間さえも無いということなので、決して空虚ではありません。
あえて表現すると、無限に凝縮した無限大の可能性ということになると思います。つまり、空(くう)とはポテンシャルなんです。
何もなさとは、あらゆるものがそこから発生する無限の可能性を秘めているという感じです。なんとなく分かってもらえたらいいかなと。
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