この世界にはどんな実体もないということに気づいてから、早一年が過ぎました。今ではそのことが当たり前になったようです。
あの頃は、とんでもないことに気づいてしまったなあと思って、それでもその気づきに対して自分の中では懐疑的な気持ちもあったのです。
そんなバカなことを思っている人はまずいないだろうし、これをどう表現したら人に分かってもらえるだろうかと。
そう考えていたところ、ちゃんとハマる概念があったのですね。それが非二元だったわけですが、その頃は実体がないことと非二元の結びつきも曖昧でした。
しばらくの間は、実体があるかどうかは証明できないという立場をとっていたのですが、それも今は意味がなくなりました。
なぜなら、実体というのは、思考が上手くこの世界を把握するために作り出した便利アイデアだと分かったからです。
そして的確に説明できないのですが、どうやっても実体というものはあり得ないという理解がやってくるようにもなったのです。
言ってみれば、原理的に不可能ということです。ここが上手く説明できるようになったら、また書こうと思います。

