人は誰でも自分はなぜ生まれたんだろう?とか、自分の人生の目的とは一体なんだろう?といった疑問を持っているはずですね。
明確な自覚を持っているかどうかは人によるとは思いますが、誰だって心のどこかにそうした疑問があるはずです。
それは個人として生きていると思い込んでいる自我の特徴なのです。自分や自分の人生に価値を見出したい。
あるいは、そこに大切な意味があると思いたいのです。だから、目標を持つことで、人生に方向性を持たせて心の安定を目指すのです。
日々の生活が辛く苦しい時でも、そうした目的、目標があればそれを実現するためだと思って乗り越えることもできるのです。
けれども、生まれてきた理由など最初からないし、人生に意味や価値を見出す必要すらないと聞くと、保っていた自分という存在がバラバラになって消えてしまいそうな気がします。
でも安心してください。バラバラになっても大丈夫。なぜなら、最初から誰もいないからです。自我は存在しません。
それは単なる思考による機能なのです。集中することで焦点ができて、そこに私という感覚が生まれるだけ。
ここがより明確になることで、未来志向だった生き方が変化して、今この瞬間に完全に関わって生きることができるようになるのです。
それはそれほど難しいことではないのです。大好きな音楽を聴いている時、楽しい会話に没頭して時間を忘れている時。
あるいは、山道をドライブしていてコーナーを果敢に責めている時など、完全に未来のことが消えています。
その時、「私」という存在はどこにもいないことに誰でも気づけるはずですね。

