自我として人生を全うした先に何がある?

私たち自我という存在は、必ず目標や目的を持っています。というより、それなしには生きていけないと言った方が正しいのです。

幼い子供の頃のあの無邪気さのままであれば、特にこれといった目的などなくても毎日楽しく生きていられるはず。

ところが、いつの頃からなのか知らぬ間に常に未来に目標を掲げるようになるのです。明日はこれができるようにしようとか。

来年は小学生になるから、あれもこれもやれるようになりたい等々。そうやって、自然と未来に向かって生きていくようになるわけです。

そうして、今この瞬間に十全に在ることができなくなってしまうのです。ただし、人類の中には無目的になれた人もいます。

それは完全に覚醒してしまった人たちですね。と言っても本人の中に自我はもうなくなってしまっているのですが。

そうなることを希望する自我もごく稀にはいるようですが、普通の自我は自我として自分の人生を全うすることを願っているのです。

自我としては、後者の方が正しいのは明らかです。だから、世の中にはどんな自分になりたいのか?という質問が溢れているのです。

誰もがより優れた自分になり、自らの潜在的パワーを引き出して、望む人生を手に入れようと躍起になっているのです。

それが良いとか悪いということではないのですが、それで一体どこに到達できるというのかについては疑問が残りますね。 

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