二種類の自己イメージ

この仕事を始めた頃のことなので、もうかれこれ20数年も昔のことですが、隠された自己イメージはないだろうかと思って、それを見に行こうとしたのです。

やり方はいたって簡単なのですが、貧相なイメージ力を駆使して自分のマインドを戸建ての家のように見立てるのです。

そして、地下室へと降りて行った先にある、ちょっとした開かずの扉のようなものを開けて、中へと入って行ったのです。

するとそこは、ゴミの山のような空間だったのです。それで、ああ自分はこんなに見たくないものを全部ここに放り込んで生きてきたのだなと。

自己イメージそのものというよりは、これまでの生き方がバレた感じがしたのです。心の深いところにはゴミが溜まっていると。

そんなことを思い出して、今もちょっと似たようなことをやってみたのですが、ゴミが綺麗になくなっているというのではないのですが、少なくはなったかなと。

そして地下から戻って一階と二階に行ってみると、まあまあそれなりの家が出来ている感じがしました。

見栄えはいいのですが、それほど完全に気に入っている家になっているかというと、そうでもないのですね。

この自己イメージとは全く異なるもう一つの自己イメージもあるのですが、それは自分は空間だという感覚です。

自己イメージが空間のようだというのは、これまで一度も言ったことはないかもしれませんが、実はそうなのです。

全く異なる二つの自己イメージがあるのも、面白いものですね。

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こちらの動画も是非ご視聴ください。

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