「私」がただ在る、に戻ってきた

これまでずっと長い間、この「私」という感覚が自我であり、それが幻想であることに気づくためにはどうしたらいいのだろうということが懸案事項だったのです。

非二元に気づいてからは、「私」だけではなくて、この世界がまったくこれまでとは違うという見方ができるようになったのですね。

けれども、この「私」がいるという感覚については、以前と何も変わることがなく、これはどうしたものかと思っていたのです。

ところが最近分かってきたことは、どうやらこの感覚はこのままでいいのかもしれないと。「私」がなくなることはないのだと。

ただし、それは個人としての「私」ではなくなるということなんですね。「私」がこの身体の中に閉じ込められているという感覚が消えるのだと。

つまり、「私」の感覚に局所性がなくなるということです。結局は、昔からずっと言っていた全体性の感覚でいいのだと。

それが純粋な気づきだということです。「私」がいるという感覚を無くそうと努力する必要はなかったのだと。

「私」がここにいるという感覚が薄れていって、「私」がただ在るになっていくだけなんですね。そこに戻ってきた感じがしています。

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