非二元の気づきがやってきてから、様々なことをお伝えし続けてきたのですが、その中でも一番シンプルなこととは、「経験だけがある」なんですね。
これって、二元、非二元に関係なく、誰にとっても現実なのですが、それを分からなくさせているのが思考による「世界」という幻想なのです。
私たちは、通常自分の周りにはこの世界が広がっていると思っていて、ほぼ間違いなく固く信じ込んでいます。
けれども、自分の身体の外側の世界のことなど、どうやって分かったというのでしょうか?私たちの毎日は、経験の連続だけです。
起きているのは、全て経験です。それ以外は決してありません。経験だけが連続して起きているだけなのに、世界があると信じているのです。
不思議なことですよね?そして誰も、信じていることに気づかずに、世界があるのは事実だと思い込んでいるのです。
自分の今日の1日を思い返してみて欲しいのです。そこに、経験以外が入り込む余地などないことは明白です。
朝目が覚めたという経験、朝食を食べたという経験、身支度をしたという経験、職場に行ったという経験、仕事をしたという経験。
これがずっと続いているだけです。経験以外は起きていないと分かりますか?こんなシンプルなことなのです。
だからいつも言っているのです。経験だけがあると。世界があるとか、自分という個人がいるとか、そんなつもりになる経験は起きているかもしれませんが…。

