私たちの誰もが自分の外側には世界が広がっていると思い込んでいます。自分はその世界の中で暮らしている小さな存在なんだと。
今からこの嘘を暴きます。これが単なるイメージだと気づくと、非二元がいきなり身近になるはずです。
そもそも私たちが外の世界をどのように認識しているかといえば、当然ですが五感による以外ありません。
見て、聞いて、触れて、嗅いで、味わうことで世界はこのようなものだと見当をつけているだけなのです。
なぜなら、何人といえども外の世界を直接的に知ることは不可能だからですね。ここまで異論がないはずです。
外の世界は間違いなくこうなっているよと思っているだけなんです。ということは、外の世界があるというのも想定に過ぎません。
五感というのは、それぞれの感覚情報です。視覚情報、聴覚情報、触覚情報、嗅覚情報、味覚情報ですね。
それだけが頼り。さあここではっきりさせましょう。世界がこのような実体を伴ってできているというのが想像であり、あるのは情報だけだったのです。
この世界は情報で出来ているわけです。でもそれをもっと正しく表現すると、情報だけがあるということになります。
その情報のことを別の表現を使えば経験とか体験となるのです。つまりは、経験だけがあるといういつもの非二元の表現になるわけです。
綺麗にまとまりましたね。そういうわけで、いつもお話している非二元というのは、なかなか深い洞察が必要だったということですね。

