中心が薄れていく

これが「私」と思っている自分には、何となく中心があるように誰でも感じているのではないでしょうか?

それこそが自我の正体なのです。自分というのはしっかりとした明確な存在であり、そこには中心と思しきものがあるのだと。

けれども実際には、自我というのは思考の塊のようなものであって、そこに私たちがイメージしている実体のようなものはないのです。

そのことを簡単な図で示してみたので、下図をご覧ください。中心部には確かに円があって、そこがこの図の中心のよう見て取れます。

周囲にある一本一本の線は思考を意味していて、無数の思考が絡み合って自我が成立することを示しています。

ここで、この思考を外していくとどうなるでしょうか?結果は明白です。そこにあると思っていた中心(円)は跡形もなく消えてしまうはずです。

これが自我が幻想に過ぎないということの意味なのです。思考の連鎖があたかも中心があるかのような錯覚を与えるのです。

非二元の探究においても、この自我の中心が薄れていくような感覚を味わうことができるのですね。

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