犯罪において、状況証拠だけでは有罪にならないということがありますね。誰でも概ねは知っているはずです。
状況証拠というのは、犯行そのものを直接証明しない証拠のことです。たとえば、犯行現場の近くにいたとか、動機がありそう、被害者とトラブルがあった等々。
これに対して直接証拠というのは、目撃証言がある、防犯カメラ映像、自白、犯行の瞬間を示す録音や録画がある等々。
このことを踏まえて、次のことを自分に対して質問してみて欲しいのです。自分は自分自身(身体ではなく)を見たことがあるか?
あるいは、家族、恋人、友人などを(身体ではなく)直接見たことがあるか?もしも、答えがイエスであるなら、自分や他人がいることの直接証拠があることになります。
けれども、一度も直接見たことがないのであれば、自分や他人がいることの直接証拠はないことになります。
結果、私たちが自分や他人がいると信じているのは、状況証拠を積み重ねた結果に過ぎなかったということです。
会話ができる、自分も他人も考えたり感情を感じたりできているような状況が見てとれる。誰もが意識があるかのような状況証拠がある。
肉体に触れることができることも状況証拠でしかありません。ここから、誰もいないという非二元の感覚に持っていくことが可能ですね。

