以前にも確か一度ブログに書いたことがあったと思うのですが、仏教哲学の思想の中に唯識論というのがあります。
到底誰かに説明できるような知識は持ち合わせていないので、内容については深く触れることはできませんが、その唯識のなかに「阿頼耶識」というのがあるのです。
この阿頼耶識という言葉を聴いた時に、不思議に初めて聴いた感じがまったくしなくて、変だなあと思ったことがあったのです。
言葉の既視感(デジャヴ)なんて実際あるのかなあと。学生の時か何かにどこかで聞き齧ったことがあったのかも知れません。
今回少し調べてみたら、唯識論というのは非二元と近いようなことを言っていて、この世は幻想だと。
世界のあらゆる現象は、究極的には意識の表れに過ぎないのだと。非二元と異なるのは、阿頼耶識にある情報が瞬間瞬間に表出するのだと。
そしてそこから得たフィードバックが阿頼耶識に返されて、瞬間ごとに阿頼耶識の内容がアップデートされるらしいです。
非二元はとことん正直な態度をとるので、そういった阿頼耶識のような普通に認識することのできないものはイメージとして却下するのです。
そして、表れについてはまったく理解不能としておくわけです。そこを何とか解決しようとして、阿頼耶識なるものを考え出した人々がいたということかも知れませんね。
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