先立つものはお金という思い込み

うっとうしい梅雨の季節になってきました。こんなときには、黙ってじっと家の中で過ごそう、それが一番お金を使わなくて済むしと思ったりします。

大した目的もないままにただふらっと外出しただけで、気がつくと思わぬ出費をしてしまうということがよくあるからですね。

そんなふうに、私達は何かしようとするとまずお金がかかるという思いを持っています。徒歩で行けない場所に移動するだけでも交通費がかかりますね。

何かの技術を習得したくて習いに行こうとしたらお金が必要です。若い人で留学したいけど、お金がないから我慢してるという人は沢山いるでしょう。

とにかく、これから自分の望むことに突き進んでいきたいと思っていることがあったとしても、先立つものがないと無理と思ってしまっています。

しかし、奇跡のコースの教えにもあるように、自分の心に決心をさせることで、それに必要となるものは必ず手に入ることになるのです。

それはお金だけではなく、人材や場所や機会やありとあらゆるものが自分目指して押し寄せてきます。私はちょうど10年前に会社をやめたときに、それをいやというほど経験しました。

昨日、このオフィスまで来て下さった田中百合子さんのお話を聞いていても、そのことをつくづく教えていただきました。

彼女は誰に教わったわけでもないのに、若い頃からこうしたいという願望こそが、道を切り開いて行くということを知っていたようなのです。

奇跡のコースを学ぶために、アメリカにある特別な施設に一年泊り込みしたのですが、一切のお金を必要としませんでした。

さらに、コースの翻訳にとりかかるさいも、奇跡のコースの米国での翻訳プロジェクトから資金をもらっていたそうです。

お金は必要なものの一つではありますが、自分が稼がねば手に入らないという思い込みを手放しさえすれば、必要なだけのお金を自分の望む目的のために使うことができるということです。

お金がないから何もできないと悲嘆しているという自覚がある人は、是非このことを心に留めて決意することを実践してみて下さい。必ず道が開けてくるはずです。