先日のブログで自己イメージについて書きました。どのようにして、自己イメージというものがでっち上げられるのかということについて書いたつもりです。
それは、自己イメージが他者によって勝手に作られたという事実が分かると、それに必要以上に囚われなくなっていくことができるからなのです。
ところで、あなたは自分の自己イメージについて、普段どれだけのことを把握しているでしょうか?あるいはどんなニュアンスを持っているのか、感じてみたことはあるでしょうか?
きっと多くの人が、何となく分かっているけれども、自己イメージについて深く探求してみたことはないのではないかと思うのです。
なぜなら、それは往々にして自分にとって都合の悪い、目を背けたくなるような自己イメージがあったりするからなのです。極端な場合、自己イメージから完全にソッポを向いている人だっているのです。
先日も書いたように、自己イメージというのは非常に理不尽とも言えるような、実体とはかけ離れたイメージを他者から与えられるものですので、できる限りその自己イメージを手放すことが得策なのです。
それは悪いイメージに限らず、たとえ善いイメージであったとしてもです。なぜなら、どちらにしても実在のあなたをありのままに表しているのではないからです。
そのためには、ソッポを向く代わりに、できるだけ自分に正直に内側にある自己イメージと向き合ってみることです。そして、箇条書きでもいいのでノートなどに書いてみるのです。
それがしっかりできた時点で、半分は終わっています。残りの半分は、その自分が書いた自己イメージを何度も繰り返して見て、客観視できるようになるまで続けるのです。
他人の自己イメージを見ているくらいにまでなれたら、もうそのときにはそんなくだらない自己イメージはもういらないという気持ちになっているはずです。
その結果、自然としつこく自分を縛ってきた偽りの自己イメージからめでたく解放されることになるはずです。そうしたらどうなるか?あなたは自分が何者でもないという真実に気づくことになるかもしれません。
それが本当の自由ですね。